ホテル宿泊中に来客があった場合の対処法とマナーについて解説!

公開日:2023/08/15  最終更新日:2023/06/12

観光旅行や会社の出張などでホテルに宿泊した際、宿泊する部屋に友人などが遊びに来てしまったり、友人を呼びたいと思ったりすることもあるかと思います。その場合、どのような対応が適切なのでしょうか。対応次第では罰せられる可能性もあるため、本記事を参考にしながら、対処法とマナーについて理解しておきましょう。

泊まっている部屋に来客を入れてもよいのか?

宿泊している部屋に友人や知人などを招いてよいか否かは、宿泊プランにより異なります。

たとえば、1人で宿泊をしている場合でも、シングルではなく、ダブルやツインの部屋を予約するとします。このときに予約人数を2名で予約している場合、予約している人数までは部屋に来客を入れても問題ありません。ただし、事前に招く人の情報をホテル側に伝えないといけないことが多いので注意しましょう。

一方で、シングル1名などで予約している場合には異なります。1部屋に対して宿泊代を支払っているから、その部屋をどう使うかは宿泊者の自由だと思うかもしれませんが、そうではありません。ホテルの宿泊代は宿泊する人数に応じて支払うものとなっています。

また、ホテルの約款などには、宿泊者以外のホテルの出入りを禁止していることがほとんどです。宿泊者以外を部屋に招くことはできません。どうしてもホテルで面会する必要がある場合には、ロビーを利用してください。

宿泊者と一緒なら注意されることはありませんが、大声で騒いだり、お酒を飲んで宴会したりなど、他の宿泊者に迷惑がかからない節度ある態度をわきまえてください。

なお、ホテルによってはロビーでの面会時間が決められている場合もあります。夜遅くの面会は気をつけてください。カフェやレストランがあるロビーも多いため、営業時間であれば利用されることをおすすめします。

ホテルで宿泊者以外の出入りがNGの理由

少しくらいなら、宿泊者以外を部屋に招いても問題ないと思いがちですが、ホテルが宿泊者の出入りを禁止しているということは、ホテルとしては宿泊者を守り、安心、安全、快適にホテルでくつろいで頂きたいという想いもあります。宿泊者以外の入室を禁止している理由を紹介します。

トラブルに巻き込まれる可能性があるため

もし、宿泊者以外の出入りを許可した場合、さまざまな人がホテルへ入ってくる可能性があります。それは宿泊者の知り合いとは限りません。商品や保険のセールスマン、宗教の勧誘人なども出入りするかもしれません。

そして、利用客の部屋に突然訪れてくるかもしれません。そんなことが起こったら、部屋でゆっくり寛ぐこともできず、不快な気持ちになることでしょう。

そして、もしトラブルが起こったとしても、ホテル側に宿泊者情報などもなく、トラブルの相手が誰なのかも特定できない可能性もあります。

盗難被害に遭うリスクが高まる

宿泊者の荷物などが盗難に遭う危険性も高まります。多くのホテルの部屋はオートロックですが、鍵で開け閉めしているホテルでは、鍵の閉め忘れを狙って部屋へ侵入しようとする窃盗犯も現れてくるでしょう。

また、連泊している宿泊者の部屋を清掃している際に、盗みをはたらく可能性もあります。宿泊中、常に緊張感を持っていなければならなくなり、くつろげる空間ではなくなってしまいます。

保険適用の問題

ホテルは多くの人が利用するため、トラブルの際に備え、保険に加入していることがほとんどです。その保険の対象は宿泊者に限られます。そのため、もし友人などの来客者に事故やトラブルが起きたとしても、ホテルとしてはある程度の保証をしてくれます。

しかし、ホテルによっては、ホテル内で起きたトラブルに対して、大切な宿泊者の友人にも保証されないこともあり、宿泊者と来客者との信用関係にも影響することもあります。

消防法の問題

ホテルの管理者には、火災から身体と財産を守る目的で義務付けられている消防法というものがあります。消防法の中には収容人数に応じて設置しなければならない消防用設備などもあります。

そして、この収容人数を加味して部屋の宿泊人数の上限も定めています。そのため、宿泊者以外の来客者がいると収容人数が異なるため、ホテル側が罰則を受ける可能性が出てきてしまいます。

宿泊者以外の出入りがバレるとどうなる?

多くの宿泊者がいるため、ホテルにバレることはないと思われるかもしれませんが、大抵の場合はバレてしまいます。ホテルのフロントをはじめ、さまざまな場所には監視カメラが設置されており、常に監視されています。バレると注意のほかさまざまな罰則を受ける可能性があります。

ホテルから注意を受ける

ホテルによっては、フロントから部屋に電話または部屋にホテルの従業員が訪れ、注意を受けます。

そして、来客者分の追加料金を徴収するほか、約款などには宿泊者以外の者を入室させることを禁止していることが多いため、その約款などに従い、契約を解除され追い出されるうえに、宿泊するホテルを二度と利用できなくなります。

しかし、これらはホテル側の最大限の配慮ある対応となります。

住居侵入罪に問われる

ホテルが来客者に対し、無断でホテル内に侵入したとして罪に問うこともあります。この場合、ホテルは警察に直ぐに連絡をするため、突然宿泊している部屋に警察が訪れてきて逮捕される可能性もあります。

詐欺罪に問われる

宿泊する際には、予約時などに宿泊者の情報をホテルに伝えることがほとんどです。その情報を偽ったとして、宿泊者を詐欺罪に問う可能性もあります。少しくらいなら来客者を部屋に招いても大丈夫だろうという安易な考えは改める必要があります。

まとめ

宿泊中のホテルに来客があった場合、基本的に来客を部屋に招くことはいけません。少しでも安く宿泊したい、バレないからよいだろうなどという考えを持っていると、人生を棒に振ってしまう痛手を負う可能性もあります。

同じ部屋で過ごしたいのなら、人数分の予約をすること、または、ホテルのロビーを使うなど適切な行動を心がけてください。

長崎おすすめホテルランキング

商品画像1
2
3
4
5
商品名ホテル長崎稲佐山観光ホテルにっしょうかん新館 梅松鶴矢太樓ルークプラザホテル
特徴「24時間、絶景ステイ。」昼間も夜間も、お部屋からも露天風呂からも、ずっと絶景を堪能できる。卓袱料理や懐石料理などの名物に舌鼓。夜景の見える部屋も。長崎港と長崎市街地の夜景と長崎ならではの卓袱料理が、非日常を演出。団体プランから個人プランまで。歴史あるホテルであたたかなおもてなし。稲佐山に建つ高級ホテル。専用農園を保有しており、完全無農薬野菜が楽しめる。
詳細リンクもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しく

おすすめ関連記事

サイト内検索
ホテルコラム