長崎が誇る世界遺産。グラバー園で明治時代にタイムスリップ

公開日:2021/05/15  最終更新日:2021/03/30

長崎市にあるグラバー園は公園のような大きな敷地に明治時代の洋館を移築し再現した観光スポットです。今回はグラバー園の魅力やおすすめの見どころポイントをまとめ、より楽しく観光できる方法を紹介していきます。長崎市を訪れる予定がある方は、ぜひ参考にしてください。

グラバー園とは

グラバー園は長崎市南山手町にある観光スポットです。1859年長崎港開港後に渡来したイギリスの商人グラバー、リンガー、オルトをはじめロバートやウォーカーなどが移住した邸宅を見学し明治時代にタイムスリップしたような体験ができる施設です。長崎は昔から日本と海外の窓口といわれ国際貿易港として栄えていました。「グラバー園」は当時長崎に渡来した貿易商達が正式に移住ができる遺留地と認められていました。

スコットランド出身の貿易商トーマス・ブレーク・グラバーによって建築された旧グラバー住宅、製茶業を営んだイングランド出身のウィリアム・ジョンオルトが3年間住んでいたとされる旧オルト住宅、グラバー商会に勤めホームリンガーを設立したフレアデリック・リンガーが住んでいた旧リンガー住宅、これらの建物の他に長崎に点在し残っていた外国人の移住邸宅を移築し当時の歴史的建造物を見学できる観光施設として年間100万人以上が訪れる人気のスポットになっています。

グラバー園の観光ポイント

人気の観光地グラバー園の観光ポイントを紹介していきます。

長崎が誇る世界遺産にも登録されている「旧グラバー住宅」

旧グラバー住宅は日本最古の木造洋風建築といわれています。世界遺産・国指定重要文化財とされており歴史的にも大変貴重な建築物としてグラバー園の観光ポイントとなっています。旧グラバー住宅からは長崎港や稲佐山を高台から眺める事ができ絶景の景色を味わう事ができます。庭には花壇が設けられており華やかな印象を与えます。建築面積は約510坪、部屋は窓が大きく応接室、寝室や食卓と複数の部屋を楽しめます。家具や食器、小物なども展示されており当時の生活が想像でき歴史を感じる事ができます

ただし旧グラバー住宅は2019年1月8日~2021年10月29日(予定)まで約半世紀ぶりに世界遺産として住宅保存修理工事を行っておりその期間グラバー住宅に入る事はできません。修理補修工事の様子は「見学用特設展望デッキ」を設備し見学する事ができるので工事中に住宅の変化を楽しみたい方は訪れてみるとよいでしょう。

旧リンガー住宅

グラバー商会で働いていたフレアデリック・リンガーが住んでいた邸宅です。国指定重要文化財に指定されています。木造石造りの住宅はどっしりとした重みがあり重厚感を感じさせます。グラバー園の他の建物に比べて少し和を感じさせるレトロな外観です。洋館というよりは和洋折衷を取り入れた住宅をイメージされる方もいるでしょう。玄関、食堂、応接室と部屋が作られており応接室から見える景色は長崎港を見渡す事ができます。

春や秋に見頃となる庭園に咲くバラは旧リンガー住宅の名物にもなっており観光客からも人気があります。建物の回りにはベランダが三方に広がっておりバンガロー風の開放的な造りになっています。旧リンガー住宅の観光ポイントは邸内に特設展が開かれている事です。

グラバー商会から独立をし「ホームリンガー商会」を設立したリンガーは外国貿易、製茶、制粉、ガスなどの幅広い事業を営み長崎の経済や産業の発展に貢献しました。1899年にリンガーによって建てられたナガサキホテルは当時アジアで一番の豪華なホテルと謳われそこで使用されたカトラリーセットが邸内に展示されています。

旧オルト住宅

正面入り口に噴水やポーチが設置されておりゴージャスな洋館を感じさせます。ウィリアム・ジョンオルトが日本茶を九州から輸出する貿易商として3年間住んでいた邸宅です。イギリス人が設計し小山秀之進が施工した住宅は幕末から明治初期にかけて長崎で建築された洋風建築物の中で最大の住宅といわれています。しっかりとした石造りの邸宅は重厚感がありベランダに建てられている円柱が神殿のように美しく魅力的です。当時の外国人の生活を感じられる邸宅です。旧オルト住宅は国の重要文化財として指定されています。

グラバー園をより楽しむ方法

ここではグラバー園をより楽しむ方法を紹介していきます。

旧長崎地方裁判所長官舎

長崎地方裁判所が原爆で焼けてしまい明治期の政府官舎として唯一残された文化財です。現在旧長崎地方裁判所では、レトロ写真館として生まれ変わり観光客から利用されていますレトロなドレスの貸し出しも行っており室内撮影やグラバー園内をドレスで散策する事ができます。女性だけでなく男性衣装や子どもドレスも用意されています。カップルや友達、家族でレトロな服に身を包まれながら歴史を感じる事でグラバー園をより楽しく観光する事ができるでしょう。思い出作りに最適なサービスですね。

ハートストーン

グラバー園では見つけると幸せになれる石ハートストーンが園内のどこかに2つ存在するそうです。この石を見つけて「触れると幸せになれる」「石に触れ願い事をすれば恋が叶う」などのジンクスがあるといわれています。さらにおまけとしてハートストーン伝説のパネルが園内のどこかに設置されているためグラバー園を観光する際にはぜひ探してみてください。

 

今回は明治時代にタイムスリップしたような歴史的建造物を見学できる長崎県のグラバー園について紹介しました。長崎に観光で訪れ「どこにいこうかな?」と迷っている方はぜひグラバー園を検討してみてください。

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