旅館で守るべきマナーとは?旅館での過ごし方を解説!

公開日:2022/01/15  最終更新日:2022/01/31


何となく知っているようで実はよくわかっていない旅館でのマナー。「これってどうするんだっけ?」と曖昧になることってありますよね。正しいと思っていた振る舞いが、実はマナー違反だったなんてこともあるかもしれません。旅館での時間も自信をもってスマートに過ごせるように、知っておくべきマナーを紹介します。

部屋での過ごし方

部屋の中は宿泊客のプライベートなスペースですが、最低限のマナーを心得ておくことは大切です。

まずは部屋で説明を聞く

旅館にチェックイン後、案内されて部屋に入ったら、まず置かれた座布団や座椅子に座ります。館内の過ごし方やお食事、お風呂などについて仲居さんの説明を聞いてください。その際に座る場所は、床の間に一番近い上座に一番目上の人が座ります。床の間が和室の上座にあたるためです。

心付けは必要?

最近は宿泊代にサービス料として含まれている場合が多いです。そのため、基本的に心付けを渡す必要はありません。ただし、高級旅館や老舗旅館では心付けの習慣が残っていることも。

また、特別なお願いをしていて、お礼をしたいと考える場合はぜひお気持ちで渡してください。渡すタイミングはお部屋に入室した時や特別なサービスを受けた後。サッとスマートに渡しましょう。相場は宿泊費の10%程度がよいでしょう。ポチ袋に入れるのが一番ですが、ない場合はティッシュなどに包んで渡します。現金をそのまま渡すのは少々下品なので、やらない方がよいでしょう。

アメニティは持ち帰りOK?

部屋に置いてあるアメニティ類は自由に使ってOKです。小分けになっているシャンプーやシェービングクリーム、シャワーキャップなどは持ち帰っても大丈夫。ただし、浴衣や部屋着、使い捨てではないスリッパ、タオル類などを持ち帰るのはマナー違反なのでやめましょう。

部屋を出るときはごみの分別を

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉もあるように、翌日の朝部屋を出るときはごみをきちんとまとめます。可燃ごみはごみ箱へ。プラスチックやペットボトル、ビン・カンなどはごみ箱の近くにまとめて置きましょう。

食事のタイミングや服装のマナー

旅館での食事は、食事処に行く場合と部屋食の場合があります。それぞれにマナーがあるので、注意が必要です。

食事のタイミングはいつ?

食事の時間はチェックインのときにフロントで聞かれる場合と、部屋に案内されたときに説明を受ける場合があります。食事開始の時間が30分毎などに区切られていることも多いので、希望の時間を伝えます。宿によっては、時間がきっちり決まっていることもあるので、確認してください。

浴衣や部屋着で行ってもいい?

食事処で食事をする場合、部屋に置いてある浴衣や部屋着のまま行ってもよいかどうかは、旅館スタッフや仲居さんに必ず確認してください。食事処は公共の場なので、浴衣や館内スリッパで出ることが許されていない場合があります。部屋に置いてある施設案内に記載されていることもあるため、聞き逃したときはそれを確認しましょう。浴衣やスリッパでの食事がOKの場合でも、胸元がはだけているなど、だらしない着こなしはNGです。周りの人が不快にならないように気を付けてください。

温かいものは冷める前に食べよう

料理が順番に提供される会席料理やコース料理の場合、出てきた順に食べるのがマナーです。おしゃべりに夢中になって、提供されているのに手を出さないということがないように。また、一度に料理が提供されてくる場合も、温かいものをできるだけ先に食べます。温かいものは温かいうちに食べるのがよいでしょう。

料理は残しても大丈夫?

旅館の食事は女性や子どもには量が多いと感じることもあります。その場合は無理せず残しても大丈夫です。ただし、「とてもおいしかったです。でもお腹がいっぱいで残してしまいました。ごめんなさい」と一言添えると、宿の方も気持ちがよいのではないでしょうか。

食後の食器はそのままに

お食事処でも部屋食でも、食べ終わった食器は重ねずにそのまま置いておきます。重ねると、食器に傷がついてしまう可能性があります。下げやすい場所に動かす程度であれば問題ありません。おしぼり類や割りばし、スプーンなどはできるだけまとめます。ゴミもまとめて置いておくのが片付けやすいのでよいでしょう。

旅館でやってはいけない行動とは

知らないとやってしまいがちなNG行動がいくつかあります。実は知らず知らずのうちにやってはいけないことをしているかもしれません。

床の間に荷物を置くのはNG

部屋が和室の場合、床の間は一番格の高い場所。掛け軸や生け花を置き、お客様をおもてなしするという旅館の思いが込められています。もともとは神様がいる、清らかな場所として作られていました。丁度よいスペースがあるからといって、荷物置き場にしてはいけません。

濡れたタオルを畳の上に置くのはNG

お風呂上がり、使ったタオルをついつい畳の上に直接置いていませんか?湿ったままのタオルを置いておくと畳が変色したり、カビが生えてしまったりと、痛める原因になります。畳はデリケートです。使用済みのタオルは洗面所のタオル掛けに掛けてください。折り畳みのタオルスタンドが置いてある旅館もあるので、必ずそこに掛けるようにしましょう。

布団をたたむのはNG

布団をたたむことが、旅館の方の助けになると思っていませんか。旅館では、お客様チェックアウト後に布団のシーツや枕カバーは必ず外して洗濯します。布団を畳むことはかえって二度手間になってしまうのです。また、寝ている間に汗をかいていることもあり、湿ったまま畳んでしまうとダニの繁殖につながります。少しでも手伝いたいという気持ちはとてもよいことですが、敷いたままにしておくのがマナーです。

部屋を散らかしたまま出るのはNG

浴衣や部屋着は脱ぎっぱなし、ゴミは机に置きっぱなし、洗面所も散らかしっぱなし。そんな状態で部屋を出ていないでしょうか。部屋を出るときは、脱いだ服はひとまとめにし、ゴミはごみ箱に。できるだけまとめて置いておくのを心がけてください。部屋に入った仲居さんが気持ちよく清掃できるように、宿泊した側も気を付けることが大切です。

まとめ

旅館に泊まって、おいしい食事を食べ、広いお風呂に入る。現実を少し離れてリラックスできますよね。でもマナーを知っておくと、より気持ちよく快適に滞在できます。最低限のマナーを守り、スマートな旅行を楽しんでください。

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